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東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな (2021-02-19)
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな (こちふかばにおいおこせようめのはなあるじなしとてはるをわするな)
【意味】春風が吹いてきたら香りを送っておくれ、梅の花よ、主である私がいないからといって春を忘れずに香りを送っておくれ。

*菅原道真(すがわらのみちざね)の和歌です。
最後のところが、「春な忘れそ」となっている本がありますが、意味はほぼ同じです。

菅原道真は、京都から九州の大宰府(だざいふ・今では太宰府)に左遷されて流されてしまいますが、その際に詠んだ歌です。

東風は春風のことです。

方角的には京都は太宰府の東の方向に当たるので、字からしてもよい感じがします。

太宰府に流されていく道真のつらい気持ち、京都を思う気持ちの出た歌ではないでしょうか。